失敗パターンをちゃんと学んでいるか
鳥居⛩トレード部です
株式取引を始めるきっかけは
人それぞれだと思いますが、
その始めるきっかけによっても、
失敗しやすいパターンがあります。
色々なところで言われていることですが、
まとめておきたいと思います。
①不意に大金が手に入った時
宝くじ、退職金、相続、ボーナス、などが典型的なパターンです。こういうきっかけで始める人は、全く運用能力が無い状態で資金を投入してしまうため、ほぼ負けます。(証券会社が一番ターゲットにしたいパターンですね)
②話題に影響された時
「コロナショック」の後に証券口座開設数が激増したのは有名な話ですが、その時口座を開設して、今も勝ち続けている人は果たしてどれくらいいるのでしょうか。
「今儲かりそう」「今始めなきゃ」という欲望や焦りや、巷の情報に判断が左右される段階で、株式取引で長く生き残れる見込みはあまりありません。
③周りでうまくいっている人がいる時
「あの人ができたなら自分も」
「あの人のようになりたい」と
思うパターンです。
最近はSNSで目立つ発信をする人が多いので
影響されやすい環境ですね。
特に株式投資は、
派手な謳い文句が99%ですので、
それを避ける方が難しいでしょう。
(だからこそ鳥居⛩トレード部は、
ひたすら淡々と活動してます。笑)
憧れを持つことはいいことだと思いますが、
恐らく「あの人」とあなたは性格も考え方も
これまで取り組んで来たことも違います。
その方がうまくいったのは運なのか実力なのか(そもそもはったりや詐欺なのか)、
もし実力であればどのような努力を
どれくらいしたのか、を
見極めることが大切です。
株式取引は、
人生を豊かにすることも破綻させることも
あるものです。
失敗パターンを知って、
自分がそれにハマらないように
備えていきましょう。
一番大事なのは、
自分のトレード能力をコツコツと高めて、
自分の判断で自分の資金を運用することです。
この一番めんどくさい道を選べるかどうかです。
成長のサイクル
鳥居⛩トレード部です。
トレードは技術なので、練習や訓練(トレーニング)が必ず必要です。
現役億トレーダー山下さんが勧めるそのサイクルは、
勉強
↓
研究
↓
訓練
↓
実践
となります。
今後はこの辺りも詳しく書いていきますが、前提として、「成長のマインドセット」が重要です。
「成長のマインドセット」とは、失敗を受け入れて学ぶ姿勢のことです。
受験でもスポーツでも、「間違えるためにやる」ことはないと思います。一つ一つちゃんとやろうと思ってトライするはずです。
しかし、当然最初は間違えることが多くあります。
トレードも同じで、一生懸命チャートを分析して考えて解こうとしても、最初はほとんど間違えると思います。
しかし、むしろ間違えていくことが大事で、結果的に合っているかどうかは、特に最初は重要ではないのです。
むしろたくさん間違える中で、新しいことを学んでいきます。全てそうです。
いきなり儲けよう、稼ごうとする個人投資家は、いきなり資金を本番に投入してしまい、当然間違えて(損失を出して)、貴重なお金を失い、学ぶ機会も逃す、というパターンが非常に多いです(一部の方は、その失敗から学んで立ち直ったり、資金に余裕があってダメージが小さかったりする場合もありますが)。
長期的に株式投資(トレード)で生き残るためには、いきなり本番をやっては絶対にだめです。
成長とは、本質的に間違えること、つまり失敗を内在しています。つまり、失敗こそが成長の源なのです。
失敗しながら学んでいくために、「訓練」が非常に重要です。
スポーツであれ勉強であれ、語学であれビジネスであれ、何でもそうですね。
株式投資(トレード)での訓練とは、擬似的なシミュレーションでのトレード(デモトレード)を繰り返すことです。
デモトレードで9割以上勝てなければ、本番でも勝てません。
まずこの認識を持つことが、スタートラインです。
一事(いちじ)をもって投資判断しない
鳥居⛩トレード部です。
投資の本や雑誌を読むと、
テクニカルトレードのテクニックが
色々書いてあると思います。
「ゴールデンクロス」とか、「デッドクロス」とか、「三角保ち合い」とかですね。
「明けの明星」とか「三羽ガラス」とか、ローソク足の並びについての目印も多いと思います。
(ちなみに鳥居⛩トレード部では以上のテクニックはあまり使いません(笑))
それぞれはそれぞれに意味がある(と言われている)ものですので、研究してみるのはいいと思うのですが、気をつけなければならないのは、
「一事をもって売買しない」ということです。
「ゴールデンクロスが発生したら買い」とか
荒い解説をしているものを散見しますが、
それだけを根拠に売買して勝てるなら、
みんな億万長者でしょう。
複数の条件や目印を組み合わせるのが原則です。
だから個人投資家は、どんな条件がどんな風に(複数)重なると、どんな結果になるか、の検証(実証主義に基づいて)を繰り返さないといけないのです。
やはりこれも大変な作業ですが、大変な作業を嫌がっていたらいつまでも成長はありません。
どんな条件を考えて、検証するといいのでしょうか?
それについても、今後説明していきたいと思います。
健全な思考の型とは
鳥居⛩トレード部です
スポーツであれなんであれ、
必ず「型」があるように、
型があるから勝ち続けられるとも
言えるでしょう。
ざっくりとですが、その型は以下の通りです。
この型から逸脱してしまうと、継続的に勝つことは難しいので、常にここに立ち戻る必要があるのです。
この全て(入口の理由、ポジション数とその理由、その後のシナリオ、出口のタイミングとその理由)を踏まえた上でのエントリーが本来適切な手順であると認識しましょう。
【入口】
xxxxの理由、根拠(体系的思考)により、xxxxという挙動(ある水準での反発、または続伸、続落)を予想する。そのためここでポジションNでエントリーする。ポジション数の根拠はxxxxである。
【出口】
シナリオ①ポジティブシナリオ
ポジティブな予想通りいった場合には、xxxxで利確する。その根拠はxxxxである。
利確のパターンは、A、B、Cである(ポジティブシナリオのバリエーション)
シナリオ②ネガティブシナリオ1
ポジティブな予想通りにいかず、xxxxとなった場合は損切りする(抜ける)。
シナリオ③ネガティブシナリオ2
ポジティブな予想通りにいかず、xxxxとなった場合(シナリオ②とは別パターン)は損切りする(抜ける)。
ディスポジション効果とトレードの根拠について
鳥居⛩トレード部です。
個人投資家は一般的に、
利益の確定が早過ぎて損切りが遅過ぎるため、
トータルでマイナスになりやすい傾向が
あります。
これは、「ディスポジション効果」と
言われているものです。
利益が出始めると、その利益を失いたくないために早めに利益確定してしまい、損が出始めると、その損を確定させたくないために、損切りができない(遅くなる)というメカニズムです。
株式投資において最も重要なことは「負けないこと」ですが、この効果とうまく付き合わないと、多くの個人投資家同様、長期的には負けていきます。
この対策は色々あり、様々な本やネットにも出ているので調べてみてもらえればと思いますが、根本的な原因は「根拠のないトレード」です。
どこで利益確定をするかの根拠がない。
どこで損切りするかの根拠がない。
根拠のないトレードは、短期的に運で稼げても、長期的には必ず負けていきます。
いかに根拠を構築していくかが全てです。
その、根拠となるテクニックもお伝えしていきますが、まずは、根拠があることの大切さを知ってもらえればと思います。
不敗へのプロセス
鳥居⛩トレード部です。
トレードは技術なので、
コツコツと努力することが必要です。
そのプロセスは以下となります。
大変ですが、大変なことをしっかりやれるかどうかで結果が変わってきます。
楽して稼げることは決してありません。
今後はこの辺りも具体的に書いていきます。
①擬似トレードの訓練をし精度を高める
②毎日または毎週400〜600銘柄見る
③その中で数銘柄、いい形ぽいのを自分で選ぶ
④その銘柄のニュースや決算をチェックする(どちらも絡まないことを確認)
⑤その銘柄がこうなったらこうする、と仮説を立てて日々観察する
⑥その銘柄を観察してる中で、良さそうな形になったら、その日までを擬似トレードして、(その翌日などで)本当にエントリーするかを決める
⑦出口を決めて実際にエントリーする
⑧出口の条件を満たしたら利確または損切りする